~新潟県南魚沼市は上杉景勝・直江兼続の生誕地です~
新潟の地で育まれた二人の武将の魅力をご紹介します。
秀吉が惚れ、家康が恐れた。
戦国期に愛と義を貫いた武将。
-上杉景勝・直江兼続-
天地人 ゆかりの旅 ~春日山と上杉㊥~ ―新潟日報抜粋―
謙信 義と禅の心学ぶ
上越市中門前の林泉寺は、上杉謙信が生まれた長尾家の菩提寺として建てられた。1497年建立とされる曹洞宗の古寺で、かやぶきの見事な惣門が参詣者を出迎える。
境内の宝物館には、謙信の書を基に彫られたと伝わる「第一義」の額(市指定文化財)が展示され、これを複製したものが山門にも掲げられている。(林泉寺の山門には「春日山」、その反対側には「第一義」の大額が掲げられている。)
「第一義」は、禅の本「碧巌録」にある言葉。
笹川元祥住職は「第一義の『義』とは釈迦の教えの究極で、ものごとの道理といった意味」と説く。
謙信は7歳で同寺に預けられた。名僧天室光育に学び、各地を旅する僧が修行を重ねる厳しい禅寺の生活をしながら、禅や義の精神を学んだという。
後世、謙信は「義の武将」として語られることが多い。小説「天地人」でも直江兼続は謙信から義の心を受け継いだと描かれている。
謙信は兄晴景の命を受け、栃尾へ出向くまでの7年間をこの寺で過ごした。
本堂上部には長尾、上杉、堀、松平、榊原の家紋が掲げられ、歴史を感じさせる。脇の小高い斜面には、謙信の供養塔や川中島合戦の戦没者供養塔なども立つ。
謙信は仏教を深く信仰した。幼少期に過ごした林泉寺は禅寺だが、後に真言宗に深く傾倒し、晩年に出家した。
■新潟・・・『兼続生誕の地』
永禄3年(1560年)、長尾政景の家臣の嫡男として越後魚沼、坂戸城(現在の南魚沼市六日町)に生まれる。
謙信の養子となった上杉景勝(当時の名乗りは長尾顕景)に従って春日山城に入り、そのまま景勝の小姓・近習として近待したとされている。
■福島・・・『秀吉により会津へ』
慶長3年(1598年)、秀吉の命令で景勝が越後から会津120万石に加増移封されると、兼続は米沢に6万石(寄騎を含めると30万石)の所領を与えられる。
■山形・・・『執政として米沢城下町作り』
関ヶ原の役の後、上杉家は米沢30万石に減削移封される。その執政として兼続公の指揮で新たな城下町作りが行われる。
治水事業や開墾、鉱山開発、学問興隆に尽くし、「直江石堤」「鉄砲鍛造の碑」「禅林文庫」等として現在も伝えられている。
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