-新潟日報11月9日抜粋-
「放鳥トキ関川で確認」~雄一羽 本州初~
環境省と県は8日、9月25日に佐渡で試験放鳥されたトキ一羽を関川で発見、確認したと発表した。
本州で野生状態のトキが確認されたのは石川県で1970年に捕獲されて以来、38年ぶり。
県などによると同日午前10時半頃、県愛鳥センターの元職員が同村西部の休耕田で目撃し写真撮影に成功した。
同省などが写真で確認したところ、足環の色がピンクと黄色という組み合わせから、個体番号3の雄(2005年生まれ)と分かった。このトキは、放鳥された10羽の中で、行方が分からなかった2羽のうちの1羽。
関川村ではこれまでにも住民がトキと思われる鳥を見つけ、写真に収めるなどしていた。環境省などによると、県内では7日までに新潟、胎内市などから29件の目撃情報が寄せられていた。
県環境企画課では「2羽見を見たという目撃情報も多いことから、引き続き環境省などと連携し、市民の目撃情報の収集に努めたい」としている。
環境省佐渡自然保護管事務所の自然保護管は「予想以上の飛翔能力だ。一か月以上たって見つかったことに正直ほっとしてると」話した。
このニュースを聞いて私は感動しました。
まず日本人であることに日本の象徴の鳥であるトキがこの日本の大空をいつか飛ぶことを切に願っていたこともあります。そして新潟の佐渡が最後の生息地であったことに新潟のみなさんはさらに切に願い、応援していました。関東ではなかなかニュースで見ることができませんが新潟にいるとローカル番組やニュースではトキの成長や環境、現状をよく目にします。自然と応援したい気持ちになった方でいっぱいだったのではないでしょうか。ここまで来るまでの歳月は遥かに長い歳月を経て挫折と成功を繰り返し巡ってきた日だったのです。それがまさかこの関川村で本州では38年ぶりに発見され元気な姿を見せてくれたなんて!
関川村は山脈に囲まれ、日本で有数なきれいな水が流れている荒川が流々と流れ、広大な耕田・田畑がある地です。この自然豊かなこの地をトキも選んでくれたのですね。
トキは田んぼの稲が収穫後の休耕田にいる土壌&どじょうを好むと言われています。
大いにこの関川村の自然をパワーに変えて日本の大空を羽ばたいてほしいです。
トキはナイーブな鳥です。発見しても騒がず、近づかず、そっとしておいてあげてくださいね。
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