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新橋のドラックストアのお姉さん。

5月27日 晴れ

今日は慈恵医大病院への治療日。
私は、「毛細血管肥大」という皮膚のレーザー治療のために定期的に新橋にある慈恵医大へ通っています。まぁ、大したものではないので病気とも言えない様な皮膚の治療なのですが。
慈恵医大は新橋駅から15分~20分くらい歩いた場所にあり、いつも散歩がてら早めに出てゆっくり歩いて病院へ行っています。
「今日は晴れていて気持ちもいいなぁ。歩いていくにはバッチリだな。」
と、シンガポールへ旅行に行った際に購入したお気に入りの大きなキラキラする石のチャームが付いたぺたんこサンダル(ビーチサンダル型の様な)で出掛けました。

気持ちがいい暖かさを感じながら歩いていると、
駅から病院までまだ半分も来ていないところで、
なんとっ!!!
つまづいて片方のサンダルのはなおが切れてしまったのです!(涙)

切れて壊れたのはしょうがないにしても、
あのビーチサンダル型タイプのサンダルははなおが切れると全くもって足も上げられないし歩けない!!
「どこかで安いビーチサンダルを購入して病院に行かねばっ!予約時間が迫っているから考えている暇はない!でも、あまり遠くへも歩いていけない!」と思い、
周りを見渡したところ、さすが新橋。オフィス街。。。靴屋さんなんてないしファッション店的なサンダルを売っていそうなところもない。

唯一、大通りの反対側へ渡ったところにドラッグストアがあるのを発見。
必死に板だけになった、もはやサンダルとも呼べないこの板を引きずりながら、ランチ時だったので周りのサラリーマンからは変な目で見られながら、ようやくドラックストアへ着いてお姉さんに
「ビーチサンダルはありますか?」と尋ねると、
「今はまだ置いていません。夏になるとあるんですけどね。」と言われ、
「わかりました・・・。」と・・・。
コンビニに行けばあるかな。と思って一度はわかりましたと言ったものの、冷静に考えるとこのドラックストアまでくるまでも必死だったので、その少し離れたコンビにまで行くのはたぶん無理だ。と思った私は、仕事中で忙しくしているお姉さんのところへもう一度行き、
「実は、サンダルのはなおが切れてしまって全然歩けないので、何でもいいのでテープもらえますか?」
と言ったら
「それは大変ですね。全然歩けないですもんね。ちょっと待っててね。」と言って粘着力抜群のガムテープ型の透明テープを持って来てくれました。
「これでもいい?」と。
手がもたついている私の代わりにそのお姉さんがテープをはなおに巻いてくれて、
「この際、見た目じゃないですよね。」
と応急処置をしてくれて、「全然いいです!本当に助かります!」と感謝をしていると、お姉さんも仕事を急かされているようでしたが、
私にお金にもならないのに丁寧に接してくれて、天使に見えてきて、
最後にお姉さんは「少しは大丈夫そうですね。でも近くには売っているところがなさそうだから、頑張って駅まで戻ったら駅地下にそれなりに気に入るデザインのサンダルがあるかもしれないよ。」なんてフォローの言葉まで言ってくれて、
私は病院の時間があったので駅までは戻ることが出来ないと想定していたのですが、事情を知らないお姉さんが丁寧に私にアドバイスをしてくれていると思ったら、
素直に「そうですよね。頑張ります!本当にありがたいです!全然歩けなかったので。」と言うことしかできませんでした。

あくまで応急処置なので、そのドラックストアを出て、テープが取れないように慎重に歩いて、病院まで行く途中のコンビニに寄るとビーチサンダルやサンダル的な履物は一切売っていなくて、病院まではまだだし帰り道を考えると「やばい」とは思ったものの、だからこそ「お姉さん、ありがとう」という気持ちにさらになりました。

そのまま病院へ行き、治療をして、帰り道もゆっくり慎重に歩いて帰るとお姉さんの撒いてくれたサンダルは意外と耐久性がありそのまま電車に乗って家まで帰ることが出来ました。お姉さんすごいです!

帰り道中、ずっと考えていたことが、
「私も人に対してあんな風な接し方が出来るお姉さんのようになりたい!」
と言うことでした。

もし自分がお姉さんの立場だったら同じことができるかな?と自問自答していたら当たり前のことのようなことだけど、なかなか出来ることじゃないと思いました。

自分が仕事の忙しい時間帯に丁寧に優しく接することが出来るだろうか?
テープは貸してあげるにしても、助けて自分がやってあげられるだろうか?
最後にこれからこうした方がいいよという一言アドバイスができるだろうか?
お金を払って買いに来ているお客様よりも、お金にならない私のほうを優先して困っている人を助けられるだろうか?
仕事を急かしたおじざんを気にせず、応対し続けられるだろうか?
きっとそのおじさんはこう思ったと思います。
「こんなに忙しい時に何やってるんだ。」
「お金にもならないお客さんに時間を取って・・・それより商品を並べたり、レジに並んでいる人の応対をしろよ。」と・・・。

でもどんな人でも仕事中の忙しいときは人に対しての接し方がお粗末になりがちなところだと思います。だからそんなおじさんが当たり前な気もしますが。

少なくとも私はとっても助かったし、お姉さんが天使に見えたし、何かドラックが必要なときはそこへ行こうとも印象付けられたし、自分の人への接し方も改めて考えさせてくれた。

人にとったらサンダルが壊れたなんて小さな事件かもしれませんが、その人にとったらすごく大きな問題なんだな。と自分が体験して感じさせられたので、これからは困った人がいたら自分の出来る範囲でサポートをしてあげよう。と心から思いました。

お姉さん本当にありがとうございました。
私はあのサンダルで無事に家まで帰ることが出来ました。
お姉さんの撒いてくれたテープはまだ健在です。

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2009年05月30日 16:31に投稿されたエントリーのページです。

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